呼吸は身体の内側に腹圧を生み出し、
力を全身へ効率よく伝える土台になります。
その中心となるのが横隔膜です。
横隔膜が正しく働くことで、身体は安定し、
パフォーマンスと身体のコントロールは大きく変わります。
UNLOCKでは、呼吸をすべての動作改善の入口と考えています。
なぜ最初に呼吸なのか
KISUKEメソッドでは、最初に呼吸を整えます。
それは、呼吸が身体を内側から変えられる唯一の入り口だからです。
呼吸は24時間無意識に行われていますが、自分の意思でもコントロールできます。
つまり、身体の状態を自分で変えられる数少ない機能です。
力を発揮したい時は身体を安定させる。
リラックスしたい時は余計な力を抜く。
集中したい時は自律神経を整える。
これらはすべて呼吸によって調整できます。
だからKISUKEメソッドでは、まず呼吸から身体を変えていきます。
呼吸は「圧」を作る
呼吸の役割は酸素を取り込むことだけではありません。
もう一つの重要な役割が、身体の内側に圧を作ることです。
息を吸うと横隔膜は下がります。
すると腹壁や骨盤底筋と協調し、身体の中心に腹圧(腹腔内圧)が生まれます。
この圧が高まることで体幹は一本の柱のようになり、力を逃がしにくい身体になります。
イメージは、空気の抜けたボールと、しっかり空気の入ったボールです。
空気が入ったボールの方が潰れにくく、外からの力を効率よく受け止められます。
身体もまったく同じです。
腹圧が高いほど身体は安定し、地面から生まれた力を効率よく全身へ伝えることができます。
呼吸は力を上手く伝達する為、身体の余計な力みを取る為の準備です。
横隔膜が鍵になる
腹圧を作る中心になるのが横隔膜です。
横隔膜は息を吸うたびに上下へ動き、その動きによって身体の内側に圧を生み出しています。
しかし、多くの人は胸だけで浅く呼吸をしています。
反り腰や胸が開いた姿勢では横隔膜は十分に動けず、本来の働きを発揮できません。
大切なのは、前だけではなく、背中や脇腹まで空気が広がる呼吸**です。
胸郭全体が360°膨らむように呼吸できるほど、横隔膜は大きく働き、安定した腹圧を作れるようになります。
トップアスリートと呼ばれる人々は試合中や日常においてこの呼吸を上手く扱い、「柔と剛」を上手くコントロールしながら変化させる事が出来ます。